こんにちは。
僕は、アメリカの大学で物理を学びました。
現在は、英語が話せることと、数学と物理の知識を生かして、スカイプを使って世界中にいる生徒とレッスンをしています。
アメリカの大学でやっていたこと
TA(ティーチングアシスタント)
アメリカの大学在学中から、物理の実験の授業のアシスタントとして働いていました。人に教えるというのは、自分がそれを扱える以上に理解していないといけないですし、さらに英語で説明する必要があったので、多くの時間を使って準備をしていました。
その甲斐あってか、2017年に留学生は自分1人しかいなかった物理の実験アシスタントの中で、優秀なアシスタントに送られる「Physics Senior Fellowship」を受け取ることができたのが、とても嬉しかったです。
Research Program(リサーチプログラム)
実験アシスタントのバイトをやるのと同時に、大学のリサーチプログラムにも参加していました。学部生で宇宙に関するリサーチをするのは本来難しいのですが、本当にたまたまその学校に宇宙のダークエネルギーを専門にしている教授がいて、その教授と4学期間リサーチをさせてもらいました。
学部レベルなので、何かすごい発見をしたとか、難しいことをしたという訳ではないんですが、基本的な宇宙に関する公式を理解することができたり、Pythonというプログラミング言語を使って計算したり、グラフを描いたりすることを学びました。
さらに、学生最後のその州のリサーチ発表で、物理関係の発表者は少なかったものの、アメリカ人の中で1番になれたのは、努力が報われたんだと感じた瞬間でした。
オンライン家庭教師
2017年の初めに、オンラインの家庭教師として数学や物理や日本語を教え始めました。
はじめはやはり、英語が苦手だったので、うまく教えられないこともたくさんあったのですが、今では400時間近くレッスンをやってきたこともあり、それぞれの生徒さんに対してベストなレッスンを提供できるようになったと思えるようになりました。
僕は、教師の免許とか資格といったものは持っていません。
もしかすると、英語を教える先生と比べると英語の知識は劣るかもしれません。(どんな人ともコミュニケーションが取れる自信はあります。)それに、数学の先生に比べると数学の知識は劣るかもしれません。
しかし、ある程度の物理と数学の知識を持ちながらも、英語と日本語の両方で教えられる人は、そんなに多くはないのではないでしょうか。(もちろんたくさんいらっしゃるでしょうが、相対的に少ないのではと考えています。)
実際、日本語が苦手な帰国子女の生徒さんは、地元に英語の話せる数学の塾の先生がいなかったので、こちらに応募がありましたし、日本の学校に入学したい外国籍の生徒さんから、数学と物理のレッスンをお願いされています。
なぜ英語を勉強するのか
現在、英語の需要はどんどん高まりつつあります。もうすぐ開催される東京オリンピック、毎年増え続ける外国人観光客。日本人の海外志向は、減少傾向にあると言われていますが、世界的に見れば、日本は人気のある国ですので、否が応でも、英語を使う機会はどんどん増えてくると予想されます。
個人的には、そういった経済的な需要のための勉強には興味がありません。
なぜなら、外国語を学ぶということは、ただただ楽しいからです!
もちろん単語を覚えたり、なかなか理解できない音をひたすらリスニングしたりとか、地味でおもしろくない作業をしなければならないこともあると思います。しかし、実際に日本語以外の言葉を使って、外国人とコミュニケーションをとれた時は本当に嬉しいです。
1種のカタルシスというか、「あ、今自分、英語を使ってる…すごい!」という感覚は病みつきになります。
特に英語は、第2言語として学習する人が世界的に多いですので、使う機会がたくさんあります。
ときに、グローバル化ということで、英語という大きな波にのまれる小さな言葉や文化が失われることを嘆く人もいます。確かに過剰な均一化により、たくさんの貴重な文化が滅びてしまうことはとても悲しいことですが、僕は英語の持つパワーは本当にすごいと感じています。
先ほど言ったように、僕はアメリカの大学に留学していました。宿題の量が半端ないので、留学していたとはいえ、アパートと図書館の往復が1日のほとんどでしたが、ごはんの時間は学校のカフェテリアに行くようにしていました。ご飯を作るのがめんどくさいというのもあったんですが、1番の目的は友達にあえるからです。
カフェテリアに行く時が1番の楽しみだったといっても過言ではありませんでした。
普段は忙しさにかまけて、特に何も感じないことが多かったんですが、ふと、こう思うことがあったのです。
「英語ってすごいな」って
横にアメリカ人が座り、前にはネパール人、バングラデシュ人、ベトナム人、スパニッシュ系の人…そして日本人の僕。全員、母国語は違うのに、英語という言葉を使ってコミュニケーションをとって、いっしょにワイワイ食事をしている。めちゃくちゃ感動できるんです。
「英語ってすごいな」って
英語を勉強し始めて、人生が変わったんです。それは、受け身で学校の授業を聞いていたのではありません。その時の英語のイメージはあまり良くなく、苦手科目のひとつでした。
しかし、アメリカに行ってみたい、留学してみたいという気持ちになってから、TOEFLを勉強し始めてからは、何の面白みもなかった人生が輝きだしたように見えました。
僕が留学するまでいけたのは、幸運以外の何物でもありませんでしたが、何か目標に向かって進むというのは、人間が生きていくうえで本当に必要なことだと感じました。
僕が所属していた英語の勉強会はとても厳しいところで、毎日の勉強はときに苦しいものでしたが、留学したいという目標があったからこそ、諦めずに続けることができたし、今では世界中の人と関わりを持てるようになれました。
数学と物理を勉強する理由
数学と物理を勉強することも同じです。僕はもともと理系の人間ではありませんでした。日本の大学では社会学部でしたし、理数系の科目はどちらかと言えば、やはり得意とは言えませんでした。つまり、勉強が苦手だったんですね。笑
しかし、ずっと「世界の基本的な仕組みを理解していないのに生きていること」にもやもやしていました。かといって、理系ど素人の僕が数学とか物理をひとりで勉強できるはずもありませんでした。
でもアメリカの留学スタートを機に、物理の勉強を始めました。アメリカの大学では、学部を変更するのに必要なことは何もありません。ただ自分の希望を伝えればいいのです。日本では、大学入試をやり直す必要があるのでしょうが、アメリカではそんなことはありませんでした。
自分で好きな学部に入れるのなら、「興味のあったことを勉強しよう」と。
アメリカでは、日本に比べて理数系のレベルは低いだろうという勝手な推測もあり、自信はあったのですが、やはり簡単なものではありませんでした。加えて、英語が得意という訳ではなかったので、留学してしばらくはかなりきつい生活をしていました。
しかし、そうやって苦労したからこそ、英語や数学や物理を苦手と感じる生徒の気持ちを理解することができると思います。
頭の良い教授より生徒の気持ちを理解できる
とても頭のいい教授の授業を聞くことが教育的に1番かと言われたら、そうではないのではと思います。
なぜなら、あの人たちは頭が良すぎるのです。
しょうもないところで、つまづく生徒の気持ちなんかこれっぽっちも理解できないのです。
僕は、そういう頭の良さを持っていないからこそ、物理の実験のアシスタントをうまくやれていたんだと思います。
実験中、教授の説明ではなく僕の説明を聞いて、何をどうすればいいのか理解してくれた時はとても嬉しかったです。
「あなたの説明はペースがゆっくりでわかりやすいわ」といってくれるのです。
それは僕の英語を喋るスピードが遅いからという理由もあるのですが(笑)、僕自身、ここは生徒にはわかりづらいだろうな、とイメージできたから、丁寧に説明しようと心がけることができたからという理由もあると思います。
数学や物理を英語で勉強するということ
僕は、日本語と英語の両方で数学と物理の解説を行うことができるので、ありがたいことに、帰国子女の方や外国国籍の方に多く依頼をいただいております。
しかし
「留学を考えている日本人の方」
「英語と数学を同時に勉強したい」
といった、欲張りな方のお手伝いもできればいいなと思っています。
もちろん、ずっと英語で授業する必要はありませんし、わかりにくいところは日本語で解説することもできますし、もし留学を考えているのであれば、学校の選び方やTOEFL対策についてもお話しできることがありますので、一石二鳥のレッスンを提供できます。
興味のある方がおられましたらこちらからお問い合わせください
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